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Science of Scienceとは、科学という営みを大規模なデータを用いて定量的かつ包括的にに分析する新しい学際的研究領域です(Fortunato et al., 2018)。米国を中心とした海外では研究が活発に進められており日本でも徐々に様々な分野の研究者からの注目を集めています。

インパクトのある研究はどのような要因やタイミングで生まれるのか、そもそもどのように研究のインパクトを測るべきなのか、どのようなきっかけで良い共同研究は始まるのか、研究者のキャリアアップの成功要因、社会における科学の役割といった研究者であれば誰しもが興味のあるトピックについて分析が行われています。

今回のセミナーでは、Science of Scienceの簡単な導入を行ったあと、登壇者が現在行っている論文出版に関する研究を元にした学術的知見についてお話しします。研究者の仕事の中で最も重要な仕事の1つである論文出版に関する議論は、研究者、研究領域の管理者、資金提供者のいずれにも役に立つ内容です。

開催概要

開催日:2022年7月21日(木) 19:00 – 20:30(日本時間)
開催方法:Zoomウェビナー
参加費:無料
登壇者:西川 賢 (津田塾大学学芸学部国際関係学科 教授)、松井 暉(横浜国立大学国際社会学府 講師)

登壇者


西川 賢 (津田塾大学学芸学部国際関係学科 教授)

津田塾大学学芸学部国際関係学科教授、博士(法学)。政治学、特にアメリカ政治が専門。近年は伝統的な政治学研究に加えて、計算社会科学分野における政治学研究を活発に行っており、 Misinformation/Disinformationの実態と民主政治について機械学習とデータを組み合わせた研究を行っている。アメリカ政治の専門書としては『分極化するアメリカとその起源―共和党中道路線の盛衰』(千倉書房、2015年11月)がある。近著: Cheng, John W., and Masaru Nishikawa. “Effects of Health Literacy in the Fight Against the COVID-19 Infodemic: The Case of Japan.” Health Communication (2022): 1-14.など。

松井 暉(横浜国立大学国際社会学府 講師)
横浜国立大学国際社会学府講師(任期付き)、PhD (Computer Science)。計算社会科学に関する研究を行っている風の研究者。最近は研究ではなく研究者、特に日本の研究者と研究環境に興味を持ち、今年の4月から日本の大学において参与観察を行っている。

タイムスケジュール

19:00-19:05 Opening
・原田 芳美(株式会社Srust)
・松井 暉(横浜国立大学国際社会学府 講師) 
19:05-20:00 Seminar
・松井 暉(横浜国立大学国際社会学府 講師)
【Science of Scienceとはなにか】
・西川 賢 (津田塾大学学芸学部国際関係学科 教授)
【「日本の政治学研究のScience of Science」 について】
20:00- Q&A

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